既にお聞き及びの方もいらっしゃると思いますが、この度は皆様に大切なご報告があります。

実は、去る10月19日(土)、私の36歳の誕生日に、大変な病気が発覚し、即日緊急入院しております。

病名は白血病。慢性骨髄性白血病ではないかとの医師の診断でしたが、一昨日23日(水)に漸く全ての検査結果が出て、間違いなくこの病気であると確定致しました。

白血病と聞くと、とんでもない事の様ですが、上記の症状の場合、2001年に開発された特効薬により、少なくとも生命の危険はほぼ無いとの事です。

入院当初の見通しとしては、2週間程の入院で、あとは自宅療養・通院との事で、ただし、薬は原則一生飲み続けなければならないとの事でした。

幸い他の病気の併発はなく、10人ほどいる医療系の友人達からも次々にメールをもらい、現在お世話になっている先生方と同じく、現代の医学ではこの病気で死ぬことは、まずないとの事で、時間がどれくらいかかるかは、まだわかりませんが、常人と変わらない様に社会復帰も、まず出来るであろうとの激励をもらっております。

早ければ1ヶ月、長くても3ヶ月くらいのうちにはほぼ普通の生活に戻れそうです。

入院前の2~3週間、微熱が出たり下がったり、特に昼間は元気なのに夜間になると発熱が続き、11月には安宅があるからと、念の為と思って近所の内科で血液検査をしましたが、思わぬ結果にただただ驚いています。

あまりに上昇していた白血球数値を下げるため、昨日28日(月)までは繋ぎで、一般的な?抗がん剤を飲んでいましたが、順調に数値が下がって来たため、いよいよ本日より特効薬治療が始まります。
そこから始まる特効薬は、数々の副作用の可能性も考えられ、ほとんど何もないかも知れないし、色々と副作用が出るかも知れず、こればかりは、始めてみなければ分からないそうです。
これについては、これから自分でも勉強が必要だと感じています。

病気がいつから始まっていたか?ですが、少なくとも半年以上は経っているであろうとの事で、本人はあまり自覚がなく、気付きにくく、とてもゆっくりと進行する病気の様です。ただ、放置していると急性に発展する場合もあるそうで、そういった意味では、いま発見出来て良かったのではと思っています。

ちなみにこの病気の発症は、凡そ10万人に1人の割合だそうです。

そして、ここからは11月の花影会について、皆様へ大切なお願いです。

現時点では、安宅を勤めることは、常識的にはかなり厳しいかと思っておりますが、主治医の先生は、うまくいけば出来るのでは?とおっしゃっています。

もしダメな場合、父の三井寺を兄が代わり、安宅は父に変わってもらうよう算段をしていますが、これについてはもう少し時間を下さい。

もし私が出来ない場合、それを楽しみにチケットを買って頂いている方々には本当に申し訳ないのですが、是非ご予定頂いている通り、会にお越し頂きたいのです。

正直に申しまして、170席近く残っている花影会のここから先の販売は非常に困難となり、経営も大変厳しいものとなります。
そして何より、安宅は素晴らしい曲ですし、他も素晴らしい番組ばかりです。大病に免じてどうか御許し頂き、ご予定通りお越し頂きますよう、お願い申し上げます。

もし、それではどうしても納得がいかないという方は、それはそれで仕方ない事ですので、どうぞご遠慮なくキャンセルなさって下さい。その場合、誠にお手数ですが、チラシにある花影会事務局にご連絡頂きます様、お願い致します。

また上記の様な事ですので、まだご予定頂いていない方も、もし宜しければ是非ご予定頂きたく、お願い申し上げます。

現時点では、パーセンテージとして30%くらいの可能性で、安宅を勤められるかも知れないと感じています。病気が病気ですから、一切無理をするつもりもありませんし、ここで燃え尽きる等という考えもありませんが、医師のOKが出て、自分でも大丈夫と思って、周りも許してくれれば、させて頂けるかも知れません。

これから私も頑張って養生し、笑顔で皆様と再会できる様努めます。

今年の10月19日は、とてつもなくスゴイ誕生日になりましたが、医療の目覚ましい進歩・発展により、今回は命を救われそうです。これからは、今までよりは少しスローダウンするかも知れませんが、ここを人生の折り返し地点と定め、頑張って参ります。

いましばらく、ご心配・ご迷惑をおかけしますが、まずはご報告まで、何卒宜しくお願い申し上げます。